SSブログ

香港ノワールの挽歌 [30年遅れの映画日誌1988]

 チョウ・ユンファ『愛と復讐の挽歌』 
ht09.jpg  8802d.jpg

 1988年2月13日土曜
 ユンファ主演の「挽歌」シリーズが続々と公開され。
 残念ながら、すぐに飽きるような出来のものばかり。
8802c.jpgB00005G0O4.09._SCMZZZZZZZ_.jpg8802e.jpg
 東映やくざ映画と香港ノワールとの決定的な違いは、脇役の層の厚みにあった。
 東映の場合は、いわゆる大部屋俳優に人相の悪いのがゴマンといて、背景に映っているだけで強烈な存在感を放っていた。賭場シーンではモノホンの渡世人が特出するとか。
 香港ノワールは、主役級だけで集団抗争のドラマを展開する。
 後ろに控える子分たちは寄せ集めのエキストラ。
 その分の薄っぺらさは隠しようがない。
 銃撃戦のドンパチだけはどんどん派手にエスカレートして……。
nice!(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。