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ロバート・デ・ニーロ『ジャックナイフ』 [30年遅れの映画日誌1990]

 デヴィッド・ジョーンズ『ジャックナイフ』
 1990年4月7日土曜
 ヴェトナム神経症シンドローム路線の一本。
 ロバート・デ・ニーロ、エド・ハリスがあまりにも、はまり役すぎて……。
 というか、同じ傾向の作品を観せられすぎて、「飽き」てきたのかも。
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 ジョン・ヒューストンの自伝『王になろうとした男』を読んで(これが無茶苦茶に面白い) いたら、彼が第二次大戦時の戦争神経症患者のドキュメンタリーを撮っていたことを知った。
 この映画は35年間、一般公開されなかったという。
 クリント・イーストウッドの『アメリカン・スナイパー』は、アメリカ帝国の侵略戦争・最新版を題材にして話題になった作品だが、戦争神経症というテーマの掘り下げの点では、ヴェトナムものを反復しているにすぎない。
 そして、「神に見放された異教徒」を征伐する戦闘シーンは、あろうことか、1950年代の「インディアン標的」映画そのままの勇猛さだった。



 シェ・フェイ『黒い雪の年』

 1990年4月7日土曜 三百人劇場
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