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ロバート・ワイズ 『傷だらけの栄光』 [日付のない映画日誌1960s]

 ロバート・ワイズ 『傷だらけの栄光』 1962年
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 これもリバイバル。
 50年代からそれ以前にさかのぼる作品が、60年代前期の私的なクロニクルに、ごっちゃに並んでいる。

 当時の洋画は、ロードショー公開の後、一年以内くらいに、二番館、三番館に降りてくる。
 たいてい二本立で料金も安くなるから、それを狙う手もあったが、京都では、その環境はあまりなかった。
 大阪で公開された「お下がり」が、月遅れで公開されるといったケースも少なくなかった。
 ロードショー、二次ロードショーが済むと、時期は一定していないが、数ヶ月の後に名画座公開となる。
 このサイクルを終えると、観る機会を逸する、というのが一般的なケースだった。

 もちろん、ビデオテープやDVDなどのソフトは存在していない。
 映画は、一期一会の「神聖」な娯楽だった。
 リバイバル・ロードショーの有り難みはそこにあった。

 情報誌が現われるのは、70年代になってから。
 名画座で何を上映しているかは、行って確かめるほうが確実だった。
 名画座とは、なんとなく足が向いて、番組をみてから観るかどうか決める場所だったようだ。
 上映途中からでも、出入りは、自由だった。


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