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深作欣二『博徒外人部隊』 [日付のない映画日誌1970s]

深作欣二『博徒外人部隊』
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 沖縄やくざものとしては先駆的作品。
 図式は、本土植民地主義のやくざ版となる。
 後になって、これは『ワイルドバンチ』への深作的オマージュだったのだ、と思い当たる。
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 「10年ぶりのシャバの風は冷たかった」
 ファーストシーンの、鶴田のナレーションをまざまざと憶えているから不思議だ。
 
 本土で食い詰めた弱小ヤクザが沖縄に「侵略」の地歩を築く。汚い手段で地元ヤクザを制圧していく。だが、地ならしが出来上がったところで、本土から巨大組織が乗りこんでくる。彼らをしめだした遺恨の相手が……。
 主演の鶴田浩二、安藤昇をはじめ、渡瀬恒彦、小池朝雄、室田日出男など、助演陣も溌剌としていた。
 とくに、地元ヤクザの拳法使い兄弟を演じた若山富三郎と今井健二に刮目。
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