チャドウィック・ボーズマン [拾遺]
チャドウィック・ボーズマン(1977-2020)
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史上初の黒人メジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソン
史上初のアフリカ系アメリカ人合衆国最高裁判所判事サーグッド・マーシャル
ソウル・ダイナマイト・シンガー、ジェームズ・ブラウン
実在のヒーローを演じて、黒人スターの座にのぼりつめた。
その次が、アメコミ・ヒーローものの『ブラックパンサー』。
スパイク・リーの『ザ・ファイブ・ブラッズ』が遺作みたいになってしまったのは、何とも皮肉だ。ヴェトナムのジャングルに「秘宝」とともに眠る(彷徨う魂)のゴースト・ソルジャー。
ともあれ、『Ma Rainey's Black Bottom』に期待することにしよう。
『ヘイター』 [映画VIDEO日誌2020後半]
2020.08.28 『ヘイター』2020
監督 ヤン・コマサ
出演者 マチェイ・ムシャウォウスキー アガタ・クレシャ ダヌタ・ステンカ
出演者 マチェイ・ムシャウォウスキー アガタ・クレシャ ダヌタ・ステンカ
オマエもオレも隠れヘイター。
NETFLIXの「あらすじ」ではーー。(SNSでの中傷戦術という闇の世界に足を踏み入れ、思わぬ成功をつかんだ若者。だがネット上にばらまいた悪意はやがて、実生活に黒い影を落とし始める。)と。
何も信じない孤独な青年が革新派政治家の選挙妨害をとおして、ヴァーチャル世界の実力を発揮する。彼の妨害PRはさらにエスカレート。人種差別ヘイターの軍事オタク(出来すぎのキャラクターだが)を操って、リアル世界の白色テロを決行するところまで爆発していく。
優秀なネット・スキルを持つだけの若者が、ヘイトに共感することもなくレイシズムを煽りたてるーー。この虚無感の底深さにゾッとさせられる。顔のないヘイターたちに蝕まれる現実「世界」。
ヴィン・ディーゼル『ブラッドショット』 [映画VIDEO日誌2020後半]
渡哲也(1941-2020) [拾遺]
渡哲也(1941-2020)
オーディ・マーフィ Audie Murphy [拾遺]
FB 2014.03.11
オーディ・マーフィーの西部劇が、You Tube で、まとまって見つかったのでDLしておく。7本もあった。
以前、探した時は、4本だけだったが、かなり貯まった勘定になる。そのうち、観るだろう。
画像は、ビリー・ザ・キッドに扮したシーンから。
オーディ・マーフィーの西部劇が、You Tube で、まとまって見つかったのでDLしておく。7本もあった。
以前、探した時は、4本だけだったが、かなり貯まった勘定になる。そのうち、観るだろう。
画像は、ビリー・ザ・キッドに扮したシーンから。
オーディ・マーフィ Audie Murphy 1924/06/20~1971/05/28
『ミステリマガシン』ベスト3・2007年 [拾遺]
『北米探偵小説論』注釈 映画を探して19
(『ミステリマガシン』の毎年三月号に載るアンケート。2007年度。この年度から規格が変わって、ランキング投票になってしまった。約20年間、好きに書いていた欄が消滅。やはり、時代の流れでしょう。したがって、再録もこの年度で打ち切りにする。)
『血と暴力の国』コーマック・マッカーシー
『ブラック・デトロイト』ドナルド・ゴインズ
『路上の事件』ジョー・ゴアズ
(『ミステリマガシン』の毎年三月号に載るアンケート。2007年度。この年度から規格が変わって、ランキング投票になってしまった。約20年間、好きに書いていた欄が消滅。やはり、時代の流れでしょう。したがって、再録もこの年度で打ち切りにする。)
『血と暴力の国』コーマック・マッカーシー
『ブラック・デトロイト』ドナルド・ゴインズ
『路上の事件』ジョー・ゴアズ
ゴインズの初訳にはびっくりしたが、やはり日本語になじまないな、というのが正直な感想。ハードボイルドの原義は「理解を拒絶する」ということでもあるし。ギャングスタ・ラップのライムの逐語的直訳を読まされているような気分になる。翻訳者の頑張りにもかかわらず、結果としてそうなってしまうようだ。
たとえばアイス・Tが「おれがおれの女をビッチと罵ってもそれは愛の言葉さ、だが白んぼ野郎が同じ用語を口にすればそれはニグロをおとしめる差別言葉に変わる、わかるか」と言っているようなこと。こうしたメッセージを日本語で表記しても、きちんと理解可能な文章にならない。説明を尽くしても、正確なニュアンスが伝わらないのは同じだろう。
チェスター・ハイムズくらい「様式化」するとか、W・モズリーくらい「白人化」するとかでないと、この国に黒人小説の根づく可能性はないのかもしれない。
(不世出の犯罪小説作家[というか、犯罪者そのもの?]ゴインズの日本語版は、一冊で沈没した。ミステリの分野で注目したのは、おれ独りだったようで。版元からお礼を言われた他は反響なし。相変わらずゴインズは知られざる作家の上位に居つづける。ああ。
同じベスト3で、別の雑誌に書いたコメントを、ついでに再録しておく。)
マッカーシー作品への驚きが今年一年の収穫か。コーエン兄弟による映画化は、やっぱりイヒヒと笑ってしまうようなものになるのだろうか。
それにしても、『極大射程』⇒『ザ・シューター』には、観る前からがっかりで(『猿の惑星』リメークかよ)、映画館まで馳せ参じるに到らなかったが、観た後は「ま、こんなもんでしょう」の気分だった。
ちなみにレンタル屋にはまったく同名の新作が隣りに並び(いいのかね)、そちらはウェズリー・スナイプス主演。スナイプスのアクションも、このところ下降線一方だから、どっちもどっちってところか。
ラース・フォン・トリアー『キングダム』 [拾遺]
『北米探偵小説論』注釈 映画を探して15 2004.06.01の日誌より
……この何ともおかしな世界に接していると、思い出されるのは、ラース・フォン・トリアーの映画だ。全編セピア色のヴェールをかけた『エレメント・オブ・クライム』や、モノクロ主体のフィルムにパート・カラーで異化効果を狙った『ヨーロッパ』も忘れがたいが、最高傑作はテレビ向けシリーズの『キングダム』だ。ある総合病院を舞台にして、さまざまなエピソード群を積み重ねていく奇妙な世界。『ツイン・ピークス』のかぎりない無意味さと『ER』や『Xファイル』に使われそうな素材のナマっぽい展開と。
これ以上退屈な映画はゴダールしかあるまいと思わせながら、なぜか観ずにはいられない。危険な中毒性を持ったシリーズだった。
大病院の地下(だったと思う)のだれも知らないシェルターのような部屋で、都市伝説みたいな話題でぺちゃくちゃ盛り上がっている男の子と女の子のエピソードとか、生まれた時から顔だけ大人で一ヶ月くらいのうちにどんどん成長して病室に収まらなくなってしまう赤ん坊(怪優ウド・キアが演ずる)の話とか……。
……この何ともおかしな世界に接していると、思い出されるのは、ラース・フォン・トリアーの映画だ。全編セピア色のヴェールをかけた『エレメント・オブ・クライム』や、モノクロ主体のフィルムにパート・カラーで異化効果を狙った『ヨーロッパ』も忘れがたいが、最高傑作はテレビ向けシリーズの『キングダム』だ。ある総合病院を舞台にして、さまざまなエピソード群を積み重ねていく奇妙な世界。『ツイン・ピークス』のかぎりない無意味さと『ER』や『Xファイル』に使われそうな素材のナマっぽい展開と。
これ以上退屈な映画はゴダールしかあるまいと思わせながら、なぜか観ずにはいられない。危険な中毒性を持ったシリーズだった。
大病院の地下(だったと思う)のだれも知らないシェルターのような部屋で、都市伝説みたいな話題でぺちゃくちゃ盛り上がっている男の子と女の子のエピソードとか、生まれた時から顔だけ大人で一ヶ月くらいのうちにどんどん成長して病室に収まらなくなってしまう赤ん坊(怪優ウド・キアが演ずる)の話とか……。