こんな映画もう観られない [日付のない映画日誌1970s]
あちらこちらイノチガケ
というわけでもなかったが……。
ミロス・フォアマン『カッコーの巣の上で』1975
マクマーフィ(ジャック・ニコルソン)とビッグ・チーフ(ウィル・サンプスン)
ボブ・フォシー『レニー・ブルース』1974
マーチン・スコセッシ『明日に処刑を…』1976公開
マーチン・スコセッシ『タクシードライバー』1976
スティーヴン・スピルバーグ『続・激突! カージャック』 [日付のない映画日誌1970s]
『チャイナ・タウン』『ロング・グッドバイ』『さらば愛しき女よ』 [日付のない映画日誌1970s]
ブルース・リー『燃えよドラゴン』 [日付のない映画日誌1970s]
『水俣』全作品 『バスター・オン・ザ・ボーダー』など [日付のない映画日誌1970s]
遙かなるサム・ペキンパー [日付のない映画日誌1970s]
遙かなるサム・ペキンパー
『ゲッタウェイ』
『ジュニア・ボナー』
『わらの犬』
『コンボイ』 1978.6
遙かなるサム・ペキンパーの日々も、これで終わったような。
あの大型トラックの「壮大な」隊列とともに。
じつに、この男は、70年代的な作家だったんだなと、あらためて納得する。
ヤクザ映画とペキンパーと日活ロマンポルノ(そして、ボブ・ディラン)。
つづめていえば、(あの頃の)オレはそれだけ。
http://atb66.blog.so-net.ne.jp/2016-10-16
深作欣二『柳生一族の陰謀』 [日付のない映画日誌1970s]
山口清一郎『北村透谷 わが冬の歌』 [日付のない映画日誌1970s]
『不連続殺人事件』『西陣心中』 [日付のない映画日誌1970s]
田中登『神戸国際ギャング』 [日付のない映画日誌1970s]
深作欣二『仁義の墓場』 [日付のない映画日誌1970s]
森崎東『喜劇・特出しヒモ天国』 [日付のない映画日誌1970s]
『日本侠客伝』『昭和残侠伝』『網走番外地』 [日付のない映画日誌1970s]
深作欣二『仁義なき戦い』 [日付のない映画日誌1970s]
安藤昇『わが逃亡とSEXの記録』 [日付のない映画日誌1970s]
安藤昇『わが逃亡とSEXの記録』 1976.10
安藤昇の映画は、主役・準主役とも、たくさん観ているけれど、「自身」を演じた「実話」作品のうち、これを選ぶのは、不公平のような気がしないでもない。
理由といって、仔細は何もなく。
ありきたりのエロ映画だった。
稀代のスカーフェイス俳優の実像が「マル見え」といった傑作にならなかったことが、かえって良かったのか。
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唐十郎『任俠外伝 玄界灘』 [日付のない映画日誌1970s]
スティーヴ・レイルズバック『ヘルター・スケルター』 [日付のない映画日誌1970s]
マンソン・ファミリーの女優惨殺事件を描いたセミ・ドキュメンタリー。
東京でしか公開してなかったので、無理をして有楽町まで行って観た。
残ったのは、強烈な後味の悪さだけ。
マンソンを演じたレイルズバックへの不快感。
この種の映画にとっては「価値」なのかもしれないが。
後で知ったことによると、オリジナルは三時間ヴァージョンある。公開版はその半分の長さ。90分でも、我慢できる限度だった。
レイルズバックは、後年『エド・ゲイン』の主役もつとめている怪優だ。
悪名高い殺人鬼の「仲間」だが、まったく人間の種類は異なる。それを一人の役者が演じるのは只事ではない。
という意味では、もっと注目を浴びて当然のスターなんだが……。
マキノ雅弘『関東緋桜一家』 [日付のない映画日誌1970s]
内田吐夢『人生劇場・飛車角と吉良常』 [日付のない映画日誌1970s]
『任俠映画の世界』『任俠映画大全集』 [日付のない映画日誌1970s]
『エロチカ』復刊第一号 日活ロマンポルノ特集 [日付のない映画日誌1970s]
『エロチカ』復刊第一号 日活ロマンポルノ特集
駿河台書房 1973.10
中川梨絵が、小川徹、神代辰巳を混じえた座談会に出ている記事など。
小川は「女の身体って、あんなにきれいじゃない」といい、神代が同意している。
ロマンポルノ以前は、暗い照明のもと、女体を「見えるとおりに」映していた、ということだ。
暗く貧しい性的失業者の情念をそのまま反映するようにも、粗い肌の女たちのハダカが投げ出されていたのだ。
中川は、エロスを感じる監督と仕事をしたいと語り、ジャンヌ・モローへの憧れをもらす。
みんな、もう故人だな。
特集の他には、沼正三『家畜人ヤプー』第二部スタートなど。
『花弁のしずく』(田中登)の中川梨絵
『日活ロマンポルノ大全集①』辰巳出版 1972
また小川徹の『映画芸術』も復刊して、ずいぶん熱心に読んだ。
10年後に、その書き手の一人になるとは想像しなかったが。
深作欣二『博徒外人部隊』 [日付のない映画日誌1970s]
沖縄やくざものとしては先駆的作品。
図式は、本土植民地主義のやくざ版となる。
後になって、これは『ワイルドバンチ』への深作的オマージュだったのだ、と思い当たる。
「10年ぶりのシャバの風は冷たかった」
ファーストシーンの、鶴田のナレーションをまざまざと憶えているから不思議だ。
本土で食い詰めた弱小ヤクザが沖縄に「侵略」の地歩を築く。汚い手段で地元ヤクザを制圧していく。だが、地ならしが出来上がったところで、本土から巨大組織が乗りこんでくる。彼らをしめだした遺恨の相手が……。
主演の鶴田浩二、安藤昇をはじめ、渡瀬恒彦、小池朝雄、室田日出男など、助演陣も溌剌としていた。
とくに、地元ヤクザの拳法使い兄弟を演じた若山富三郎と今井健二に刮目。
梶芽衣子『銀蝶渡り鳥』 [日付のない映画日誌1970s]
藤純子引退の後、ポスト「緋牡丹博徒」路線がしばらく敷かれ、そのうちの一本がこれ。
東映移籍後、初主演だったか。
日活に残ってロマンポルノ演るよりはマシかと思った程度。
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その後、『修羅雪姫』や『女囚さそり』のシリーズで、トップスターに登りつめるわけだ。
けれども、アレは「梶芽衣子」という出来合いの虚像を演じているだけのようで……。
サム・ペキンパー『ビリー・ザ・キッド 21才の生涯』 [日付のない映画日誌1970s]
1973年10月 京極東宝 深夜興行
知り合いと出会って、22時の開映まで少し時間があったので、ビールをつき合ってから映画館へ。
このとき観たオープニング・シーンは「編集カット版」だった。
後に「ペキンパー完全版」を観て、深く納得するものがあり。
「おまえは何者だ」と訊かれた Dylan (役名エイリアス)が「いい質問だ」と答える名セリフ。
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長谷部安春『野良猫ロック・セックスハンター』 [日付のない映画日誌1970s]
長谷部安春『野良猫ロック・セックスハンター』
京一会館にいちばん良く似合っていたのは、『野良猫ロック』シリーズだった。
なかでも、基地の街を鮮烈に描いた第三作『セックスハンター』。
「ここは俺の遊び場だぜ」とうそぶく藤竜也の名セリフ。
混血児を演じた安岡力也。
混血児狩り集団の副ボス岡崎二朗。
そして誰よりも、梶芽衣子。
「禁じられた一夜」のデュエット・ヴァージョン。
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