スペイン映画『エクストレモ』 [映画VIDEO日誌2021前半]
2021.06.15 スペイン映画『エクストレモ』2021
ただただ「殺しすぎ」。シューティングゲームのアクション実写映画か。スプラッタ大好きへの出血サービスか。
この手の殺戮スペクタクル(殺せ・コロセ・ころせ)が、ゾンビものにかぎらず近未来アクションや麻薬戦争ものにまで気味悪く浸蝕している。アメリカ、ロシア、韓国、香港だけでなく、このスペイン作品にも。
ただただ「殺しすぎ」。シューティングゲームのアクション実写映画か。スプラッタ大好きへの出血サービスか。
この手の殺戮スペクタクル(殺せ・コロセ・ころせ)が、ゾンビものにかぎらず近未来アクションや麻薬戦争ものにまで気味悪く浸蝕している。アメリカ、ロシア、韓国、香港だけでなく、このスペイン作品にも。
ニール・ジョーダン『ギャンブル・プレイ』 [映画VIDEO日誌2021前半]
2021.04.06 ニール・ジョーダン『ギャンブル・プレイ』2002
ジャン=ピエール・メルヴィルの『賭博師ボブ』(1955 脚本はメルヴィルとオーギュスト・ル・ブルトン)のリメイクかと思っていたが……。
ニック・ノルティの怪盗、チェッキー・カリョの鬼刑事といった配役のルパン路線であった。
ジャン=ピエール・メルヴィルの『賭博師ボブ』(1955 脚本はメルヴィルとオーギュスト・ル・ブルトン)のリメイクかと思っていたが……。
ニック・ノルティの怪盗、チェッキー・カリョの鬼刑事といった配役のルパン路線であった。
『リプハーゲン: オランダ史上最悪の戦犯』 [映画VIDEO日誌2021前半]
2021.03.31 『リプハーゲン: オランダ史上最悪の戦犯』2016
実録をもとにしたコラボレーション(対独協力)の暗部を描くオランダ映画。
偶然かどうか、続けて観ることになった。
『正義のレジスタンス』は、抵抗派に資金を提供した銀行家の話だが、目的はともかく、その手段がオランダ国家の体面上かんばしくない、ということであまり日の目をみなかった題材のようだった。
こちらは、ナチスもレジスタンス派もコミュニストも手玉にとって、ユダヤ人狩りで甘い汁を吸った[卑劣漢]の話。
ナチスという[絶対権力]とユダヤ人という[絶対被害者]の間に立って、他者の弱みを最大限に利用する。甘言と暴力を使い分け、[敵のなかの味方]を装って、追いつめられるユダヤ人から宝石貴金属を詐取する手管には驚かされるばかりだ。
国外逃亡を果たし、自然死を遂げたという。
この種の秘話は、オランダにかぎらず、ベルギー、フランスにも沢山あったと思えるが、ここまで[映画向き]の悪辣な悪党はいなかったろう。
『カポネ』 [映画VIDEO日誌2021前半]
2021.03.04 『カポネ』2020
初めて観たカポネ映画は、ロッド・スタイガー。
おれのことはカポーンと呼べ、と。あの名科白が忘れられない。
あの映画では、刑務所の暴動で殴り殺されるという結末だった。それが事実だと思いこんでいたものだ。
あの映画では、刑務所の暴動で殴り殺されるという結末だった。それが事実だと思いこんでいたものだ。
トム・ハーディは、『レジェンド 狂気の美学』でも、実在の狂人ギャングを演じた。
狂気の脳髄にゆらめく地獄風景。これはサイコ・ホラーの世界ではないか。
トム・ハーディだから観に行ったわけで、内容のエグさは覚悟の想定内だったが、観ながらも後悔すること、しきり。