30年遅れの映画日誌。映画を観るためには映画館に出かけるしかなかった時代の話。

 1984年1月14日土曜 曇り
 セルジュ・ゲンズブール&ジェーン・バーキン『ジュ・テーム』



 六本木 俳優座シネマテン
 歌が先か映画が先か、というとやはり歌あっての映画。
 タッチはC級エロ西部劇みたいで。マジメに観るのはなんとも……。


 このコンビの作品なら、『ガラスの墓標』がはるかに真っ当なのだが。
 本作のとりえは、御大ゲンズブールが出演していないところでもあり。
 ともあれバーキンが「ジェーン・バーキンかミック・ジャガーか?」状態になる以前のフィルム。
 お宝の値打ちありという少数意見(笑い)も。