ピーター・ボグダノヴィッチ『ラストショー2』
 1991年8月17日土曜
 20年ぶりの続編だった。
 すでにもう、なんというか、いたましいといっても恥ずかしいといって淋しいといっても外れるけれど、それらすべてのごっちゃになった感情が他にいいようのない息苦しさで迫ってきて……。
 これがボグダノヴィッチの正味の姿だったかと、悲しくも哀しくてやがて悲しきラスト・ピクチャー・ショーの一夜だった。


 ジェームス・キャメロン『ターミネーター2』
  

 1991年8月29日木曜
 いろいろ回顧してみると、やはりT2こそ頂点だったという感が強い。

 T2を映画館で観て、それからT1をVIDEOで観なおす。
 といった体験が普通になってきたのが、ちょうどこの頃。