ジャック・ニコルソン『黄昏のチャイナ・タウン』

 1991年12月29日日曜
 まがりなりにも、『チャイナ・タウン2』なのだ。
 あの名作の続編なのだ。
 なんでこんな妙な映画ができあがったのか、なんでニコルソンの監督なのか。
 ロバート・エヴァンスの『くたばれ、ハリウッド』を読むまで知らなかった。
 『チャイナ・タウン』はニコルソンでもフェイ・ダナウェイでもなく、くそおやじを演じたジョン・ヒューストンの映画なのだったということ。
 だがヒューストンは自伝のなかでこの作品のことをごく少なくしか語っていない。