2006.12.15 『スキャナー・ダークリー』
 やるせないほどに退屈な作品だった。
 
 だが、考えてみれば、P・K・ディックの原作を忠実に映画化すると、こうなるしかないんだな。
 実写フィルムをデジタル・ペインティング処理する技法にとまどう。
 この作品での「実験」に終わったか。
 『シン・シティ』のように、モノクロ・コミックに大胆に転換してしまう手法のほうが好みだった。