30年遅れの映画日誌。映画を観るためには映画館に出かけるしかなかった時代の話。

 1985年6月30日日曜 晴れ

 ジョージ・ミラー『マッド・マックス サンダードーム』

 新宿

 『マッド・マックス2』の大ヒットから、オーストラリア映画のちょっとしたブームがあった。そのトリをつとめた期待作。
 まあ、期待しすぎたってのもあるけどね……。
 ティナ・ターナーはミス・キャストだし。


 メル・ギブソンはビッグになったけれど、『マッド・マックス』のマキシム化はならず。
 んーっ。
 欲求不満におちいった。

 ……それが解消されたのはーー30年経った後。
 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』