30年遅れの映画日誌。映画を観るためには映画館に出かけるしかなかった時代の話。

 1985年10月8日火曜 雨
 ローランド・ジョフィ『キリング・フィールド』


 新宿
 話題作でもあって、観なければいけないから観たという疲れだけが残る。
 「感想は?」と、訊かれるのがいちばん困るたぐいの映画だ。
 おそろしく月並みな感想しか出てこない。

 何というか「このくらいで驚いてんじゃねえよ」って時代にどんどんなりつつあったわけだ。