ついに観た。
 ダイジェスト版を観て何ヶ月かの後、フルムーヴィーのファイルをゲットした。

リチャード・ライト『Native Son』 1951
 ライトは、この時42歳。
 無知で粗野な黒人青年の役を演じるには、かなりの無理があった。

 ということは、ポスターやスティールの図柄にも明らかなごとく、 大げさにトラジコミカルな演技で登場するしかなかったのだ。

 ライトは、この後、『アウトサイダー』を書く。
 早すぎる死が訪れたのは1960年。CIAによる謀殺説もあった。

 このあたりのことは、おおまか『北米探偵小説論』に書いている。