マーロン・ブランド『片目のジャック』



 1962年に観た。

 ブランド唯一の監督作。
 ひとつきりで良かった……。

 難解至極の問題作は数多いが、およそ人生初めての遭遇だったような。


 主題曲だけは気に入っていた。
 これだって、映画とは関係なく聴いていた。
Ballad of the one-eyed jacks.mp3

 これはインサイドストーリーを読むほうが面白い映画の典型なんだろう。

 ブランドほど西部劇の似合わないスターはいないってことか。
 『ミズーリ・ブレイク』(1976)も大空振りだったし。
 まず帽子が似合わない。
 馬に乗っていると、馬がロバに見える。
 拳銃を手にすると、オモチャを持っているみたいだ…。