フィル・カールソン 『秘密諜報機関』

  
 1961年


 ハリウッド・スターのなかでファンだったのは、リチャード・ウイドマークだった。
 観た理由はそれしかない。
 これもアリステア・マクリーン原作だが、地味すぎで『ナバロンの要塞』のような華はなく、あまり印象に残るところがない。

 パンフレットを見返しても、蘇えってくるものはほとんどなし。
 パンフレットは大阪映画実業社発行。表紙のみカラーで、中味はすべてモノクロ。それもわずか12ページ。
 時代色が濃密に刻まれてるな。