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関川秀雄『ひろしま』 [日付のない映画日誌1960s]

関川秀雄『ひろしま』 1953
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 戦後民主主義時代の記念碑的作品のひとつ。
 第一作の『ゴジラ』との同時代性は明らかだ。
 まだまだ、各地で上映されているようだ。

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『祇園祭』 [日付のない映画日誌1960s]

『祇園祭』
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 今では「幻の超大作」化しているようだが、封切りで観た。
 悪い印象しか残っていない。
 斬り合いシーンでの血糊ドバーッがあまりにも過剰すぎて、気持ち悪くなってしまった。
 映画のインサイドストーリーは、後に、竹中労『日本映画縦断』シリーズで識ることになる。
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スタンリー・クレーマー『渚にて』 [日付のない映画日誌1960s]

スタンリー・クレーマー『渚にて』 東急名画座
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 今はなき東急文化会館の6階。
 東京に出てきたさいに、小学校時代の友達と渋谷まで出る。
 たいていは、この名画座に落ち着いた。
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レイ・チャールズ『星空』
 これも同じ。
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終わり・そして・始まり [日付のない映画日誌1960s]

 60年代がどこでいつ終わり、そして70年代がどこでいつ始まったのか。
 そんな便利なカレンダーが、おれの頭のなかにあるわけがない。
 そんなものは、歴史家の書く偽善的な「教科書」のページにしか存在していない。
 どこでいつ終わりどこでいつ始まるにしろ、いつも渦中にいた。けれども、渦中にいると気づくことは、ごく稀だった。
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『ウッドストック』 [日付のない映画日誌1960s]

『ウッドストック』

始まりと終わり の意味なら、やはりこの作品。 1970年
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浦山桐郎『私が棄てた女』 [日付のない映画日誌1960s]

浦山桐郎『私が棄てた女』
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東京ドドンパ娘


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金井勝『無人列島』 [日付のない映画日誌1960s]

金井勝『無人列島』
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大島渚『少年』 [日付のない映画日誌1960s]

大島渚『少年』
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 大島といえば、当時の知的カリスマの一人。
 『忍者武芸帳』『日本春歌考』『絞死刑』『新宿泥棒日記』
など、おおかた観てはいるものの、共感できたのは、『少年』だけだった。
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若松孝二『金瓶梅』 [日付のない映画日誌1960s]

若松孝二『金瓶梅』
 監督 若松孝二
 脚本 大和屋竺
 潘金蓮に真山知子
 西門慶に伊丹十三
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 若松のメジャー作品としては初めてのものだったか。
 その割には、注目度が低かったような。
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ドン・シーゲル 『殺人者たち』 [日付のない映画日誌1960s]

ドン・シーゲル 『殺人者たち』  1964.5

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右は野崎名義で初めて書いた文章になる。

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『ジョージー・ガール』 [日付のない映画日誌1960s]

『ジョージー・ガール』
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 映画館は三条の朝日会館だったかな。
 ザ・シーカーズの歌に惹かれて、観に行った。
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 ザ・シーカーズはオーストラリアのフォーク・グループ。イギリスにわたって成功した。
 ヴォーカルのジュディス・ダーラムは、PPMのマリー・トラヴァース(故人)を「健康」にしたようなタイプ。
 他のメンバーも、どこか垢抜けない公務員みたいな外見だった。
 「ジョージー・ガール」の音源をレコード盤からコピーしていたつもりが、見当たらない。仕方なくWEBで探した。
 YOUTUBEにあったファイルは、オリジナルとは異なって、かなり軽い感じだ。
 95年収録ヴァージョンと、67年の「エド・サリヴァン・ショー」の録音と。
  どちらも、しっくりこない。


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『長距離ランナーの孤独』『噂の二人』『アルトナ』『孤独の報酬』 [日付のない映画日誌1960s]

『長距離ランナーの孤独』『噂の二人』『アルトナ』『孤独の報酬』
 田園名画発掘会という自主上映が毎月あって、それのパンフが残っていた。
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 田園シネマという名画座の番組とは別に、場所だけ借りた、日曜早朝の上映会。
 京都の場所柄なのか、当時の風潮なのか、自主上映の試みは、ずいぶんと盛んだった。
 70年代をとおして、あれこれ観てまわったし、自分で主催にまわったこともある。
 田園名画発掘会は、それらの先駆けともいえる。
 一般の映画館を使うという形が良かった。
 番組は、まあ、渋めなので「観たはずだが憶えてない」作品がけっこう多かったりする。
 そういえば、好みに合わないものばかり、無理して観たような……。
  
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『卒業』『イージーライダー』『俺たちに明日はない』 [日付のない映画日誌1960s]

『卒業』『イージーライダー』『俺たちに明日はない』
 60年代後期、アメリカン・ニューシネマの三題噺。
 みたいな組み合わせだ。
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 とにかく、映画を観つつ、不穏な感情に囚われる。
 それが何なのかは、ずっと後になってからから、答えを知らされる。
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 このシンクロニシティから逃れる術はどこにもなかった。
 これが「成人」になるプロセスだと、浅はかにも想っていたようだ。
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 60年代は、自分のなかだけでも、前期と後期とがはっきり分かれているような気がする。
 それを区切るにふさわしい作品群が、アメリカン・ニューシネマなのかもしれない。
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ジェーン・フォンダ『バーバレラ』 [日付のない映画日誌1960s]

ジェーン・フォンダ『バーバレラ』
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 彼女の「ヴァディム時代」の記念碑(?)的作品。
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 『獲物の分け前』なんかもそうだが、アタマの弱い肉体派の役柄のほうがしっくりくるスターだ。
 後期の作品に接しても、その印象は変わらない。
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スタンリー・クレイマー『おかしな、おかしな、おかしな世界』 [日付のない映画日誌1960s]

ヘンリー・ハサウェイ『サーカスの世界』  64.12
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スタンリー・クレイマー『おかしな、おかしな、おかしな世界』  63.12
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 もう一度観たい、観たいと思いつつ。
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 長いあいだ果たせない、気になる一本。
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ルキノ・ヴィスコンティ『山猫』 [日付のない映画日誌1960s]

ルキノ・ヴィスコンティ『山猫』 64.1
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ルキノ・ヴィスコンティ『地獄に堕ちた勇者ども』
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ジャック・ベッケル『現金に手を出すな』 [日付のない映画日誌1960s]

アンリ・ヴェルヌイユ『地下室のメロディ』  63.8
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ジャック・ベッケル『現金に手を出すな』
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J ・リー・トンプソン『恐怖の岬』 [日付のない映画日誌1960s]

J ・リー・トンプソン『恐怖の岬』  62.11
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 オリジナル版リメイク版、どちらも忘れがたい、といった珍しいケース。
 「ケープ・フィアー」「恐怖の岬」ツイン・パック [DVD] まである。617k.jpg
 しかし、個人的にいって、リメイク版が光るのは、ジュリエット・ルイスのシーンのみ。
 デニーロとノルティは役を取り替えたほうが良かった?

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名作のある場所 [日付のない映画日誌1960s]

 記憶のしまってある場所は……。

ウィリアム・ワイラー『ローマの休日』
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エリア・カザン『エデンの東』
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ジョージ・スティーヴンス『陽のあたる場所』
 原作はシオドア・ドライサーの『アメリカの悲劇』。
 あの堅苦しいゾライズムの大社会小説がハリウッド・メロドラマの名作のかたちで残っているのは、なにはともあれ…。
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ヘイリイ・ミルズ『難破船』 [日付のない映画日誌1960s]

ロバート・スティーヴンスン原作『難破船』  64.3
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 憶えているのは、映画そのものよりも、ヘイリイ・ミルズの歌う主題曲。
 ヘイリイは、あまりアイドルっぽくない子役スターだった。
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アルフレッド・ヒチコック『鳥』 [日付のない映画日誌1960s]

アルフレッド・ヒチコック『鳥』 63.7
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 ヒッチは、これが最盛期だったんだろう。
 評判の『サイコ』は、雑誌記事をいろいろ読んだきりで、実物を観たのは、かなり後のこと。


アルフレッド・ヒチコック『マーニー』
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ショーン・コネリー『007は殺しの番号』 [日付のない映画日誌1960s]

ベイジル・ディアデン『わらの女』 64.8
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 悪役に徹したショーン・コネリー。
 当時は、肉食人種そのものの脂ぎった個性だった。
 記憶は『マーニー』とも重なってしまっているが、こちらのほうが強烈。


テレンス・ヤング『007危機一発』 64.4
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テレンス・ヤング『007は殺しの番号』 63.6
 初代ボンドの第一作は、半世紀つづくシリーズの開幕としては、ごく安っぽいB級アクションだった。
 観たのは、シリーズ流行のずっと後、河原町四条下がるの名画座。
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ヴィクター・フレミング 『風と共に去りぬ』 [日付のない映画日誌1960s]

ヴィクター・フレミング 『風と共に去りぬ』
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 四時間近い大作絵巻。
 ハリウッド大作映画の栄耀栄華の頂点に立つ作品。
 日米戦争期の製作なので、戦後の公開。何度もリバイバル上映となった。 
 数十年の長きにわたって、君臨しつづけた。
 原作も、世界文学全集の一冊(三巻本)として出回っていたから「読むべし本」のトップランクだった。
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フランシス・コッポラ『グラマー西部を荒らす』 [日付のない映画日誌1960s]

フランシス・コッポラ『グラマー西部を荒らす』
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 コッポラのフィルモグラフィーを調べていると、最初にこの作品タイトルに行き当たる。
 なんだ、アレがそうだったのか。
 自慢にもならない話だ。
 八千代館というエロ専門の小屋が、新京極をちょっと入ったところに在って、そこで観たはずだ。
 女がみんなヌードに見えるという「病気」にかかった男の「幻想」のお笑いな遍歴を描く。
 いちおう、背景シーンは、西部劇でもある。
 いっしょに観たかどうか定かではないが、
『ヌード・バカンス』というのもあった。
 これは、ヌーディスト・キャンプの覗き見ものだった。
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デヴィッド・リーン『アラビアのロレンス』 [日付のない映画日誌1960s]

デヴィッド・リーン『アラビアのロレンス』  63.2
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 一回きりしか観ていないはずだが、いくつかのシーンは、今なお鮮烈に焼きついている。
 名画とは、まさしくこういうものか。
 大画面にえんえんと拡がる砂漠。ただ、ただ、息を呑むほど圧倒的に美しかった。
 主役のピーター・オトゥールをはじめ、アレック・ギネス、オマー・シャリフ、アンソニー・クインらの存在感。
 とりわけ、オトゥールは、別の作品で観ても、ロレンスの「残骸」にみえるので、困った。
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ルイス・マイルストン『戦艦バウンティ』 [日付のない映画日誌1960s]

ルイス・マイルストン『戦艦バウンティ』 62.12
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 DVDになっているのは、は戦前の作品。
 バウンティ号の叛乱事件は、三度映画化されているが、デジタル化(日本語版)は一本きり。
 不思議なことだ。
 マーロン・ブランドよりも、リチャード・ハリス。
 『ダンディー少佐』と、この作品のハリスは、最高だった。
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ニコラス・レイ『北京の55日』 [日付のない映画日誌1960s]

ニコラス・レイ『北京の55日』 63.10
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 ハリウッド史劇がオリエンタリズムに向かった数少ない作品。
 失敗例でもある。
 ミッチ・ミラーのテーマ曲も、何かモタモタと勇ましくないし。
 伊丹一三(当時の名前)のカッコよさしか印象に残っていない。
 ずっと後になって、ニコラス・レイの本『私は邪魔された』を読むまで、この映画のことも思い出さなかった。
 レイのキャリアは事実上、この作品で終わっていたのだった。
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オットー・プレミンジャー『黄金の腕』 [日付のない映画日誌1960s]

 オットー・プレミンジャー『黄金の腕』
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 原作は ネルソン・オルグレン。
 エルマー・バーンスタインの音楽。
 ソウル・バスのタイトル・デザイン。
 麻薬中毒の禁断症状を演ずるフランク・シナトラ。
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 50円均一の京劇名画座で観た。
 とはいえ、作品よりも忘れられないのは、子供狙いの痴漢被害にあったこと。
 局所をいじくられ、座席から逃げだした。
 人生、最初にして最後の体験。
 思い出は甘美だというのは綺麗ごとにすぎない、という真理に向き合わされた、早い段階での覚醒であった。

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ロバート・ワイズ 『傷だらけの栄光』 [日付のない映画日誌1960s]

 ロバート・ワイズ 『傷だらけの栄光』 1962年
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 これもリバイバル。
 50年代からそれ以前にさかのぼる作品が、60年代前期の私的なクロニクルに、ごっちゃに並んでいる。

 当時の洋画は、ロードショー公開の後、一年以内くらいに、二番館、三番館に降りてくる。
 たいてい二本立で料金も安くなるから、それを狙う手もあったが、京都では、その環境はあまりなかった。
 大阪で公開された「お下がり」が、月遅れで公開されるといったケースも少なくなかった。
 ロードショー、二次ロードショーが済むと、時期は一定していないが、数ヶ月の後に名画座公開となる。
 このサイクルを終えると、観る機会を逸する、というのが一般的なケースだった。

 もちろん、ビデオテープやDVDなどのソフトは存在していない。
 映画は、一期一会の「神聖」な娯楽だった。
 リバイバル・ロードショーの有り難みはそこにあった。

 情報誌が現われるのは、70年代になってから。
 名画座で何を上映しているかは、行って確かめるほうが確実だった。
 名画座とは、なんとなく足が向いて、番組をみてから観るかどうか決める場所だったようだ。
 上映途中からでも、出入りは、自由だった。


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アンリ・ジョルジュ・クルーゾー 『恐怖の報酬』 [日付のない映画日誌1960s]

 アンリ・ジョルジュ・クルーゾー 『恐怖の報酬』


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 1962年 これもリバイバル公開。
 ウィリアム・フリードキンとロイ・シャイダーのリメイク版もあるが、やはりオリジナルの記憶が鮮烈すぎて……。

 ほとんど無駄のないサスペンスの積み重ね。
 その呼吸は、何度でも観て体得する価値がある。

 じつのところ、舞台となるベネズエラについて、『カサブランカ』のモロッコとか『望郷 ペペ・ル・モコ』のカスバなどとごっちゃにしか理解していなかったくらい無知だったのだが。

 まあ、そんなことは関係なく、不滅の古典作品であったということか。
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