SSブログ

小林旭『多羅尾伴内』 [日付のない映画日誌1970s]

鈴木則文『多羅尾伴内』1978
山口和彦『多羅尾伴内 鬼面村の惨劇』1978
714u.jpg  714t.jpg
 東映に移籍してからの小林旭には、記憶に刻まれる作品がほとんどない。
 この時期のアキラは、おもに「全共闘演歌」の歌い手だった。「ついてくるかい」「昔の名前で出ています」「純子」とつづいて、「もう一度いちから出直します」と。
 『仁義なき戦い』シリーズでは、役柄がなんとも……。ヤマモリ=金子信雄の補佐。ヤクザというより優秀な官僚タイプ。
 悪役でもなし、見せ場もなし。
 多羅尾伴内リメイクが唯一の華だったか。
 オリジナルの千恵蔵・伴内は知らないので、おれのなかでは「七つの顔の男だぜ」は、小林旭しかいない。
 とはいっても、あれだけ超ヘヴィー級に肥大してしまうと……。マーロン・ブランド? はたまた死ぬ前のライナー・ファスビンダー? 
714v.jpeg  714w.jpg
nice!(0) 
共通テーマ:映画

『沖縄やくざ戦争』などなど [日付のない映画日誌1970s]

中島貞夫『沖縄やくざ戦争』1976
中島貞夫『実録外伝 大阪電撃作戦』1976
深作欣二『北陸代理戦争』1977
714c.jpg  714d.jpg714e.jpg

 『仁義なき戦い』以降の実録ヤクザ路線の数々。
 松方弘樹主演では、最後の落日を支えきれなかったようだ。
 育ちの良さから脱却できないスターだった。
 終わってる・終わってる、と想いながらも、ほとんど観てるんだから、いやはや……。


nice!(1) 
共通テーマ:映画

中島貞夫『やくざ戦争 日本の首領(ドン)』 [日付のない映画日誌1970s]

中島貞夫『やくざ戦争 日本の首領(ドン)』1977
714a.jpg  714b.jpg
 シリーズは三作あったんだな。
 第一作で終わってくれれば、鶴田浩二と市原悦子の名演で、まだしも「名画」でありえたような。
 最終編には、三船敏郎やら片岡千恵蔵やら。
 日本には「ドンだらけ」って話なのかね。
nice!(2) 
共通テーマ:映画

グレゴリー・ペック『レッドムーン』『マッケンナの黄金』 [日付のない映画日誌1970s]

ロバート・マリガン『レッドムーン』1969
713i.jpg  713j.jpg713k.jpg  713l.jpg

 J・リー・トンプソン『マッケンナの黄金』1969
713m.jpg  713n.jpg
 どちらも、名画座で。
 忘れられた頃に観たグレゴリー・ペックの西部劇。
nice!(0) 
共通テーマ:映画

フランシス・フォード・コッポラ『ゴッドファーザー』 [日付のない映画日誌1970s]

フランシス・フォード・コッポラ『ゴッドファーザー』1972
713q.jpg  713r.jpg

シドニー・ルメット『セルピコ』1973
713o.jpg  713p.jpg

ジョン・ミリアス『デリンジャー』1973
713u.jpg  713v.jpg

nice!(1) 
共通テーマ:映画

ピーター・ボグダノヴィッチ『ラスト・ショー』 [日付のない映画日誌1970s]

ピーター・ボグダノヴィッチ『ラスト・ショー』1971
713a.jpg  713b.jpg
 千本丸太町を下がったところに古びた映画小屋があって。
 小屋の名前は、何といったのか。
 千本通りは、こちらの勝手な思いこみもあって、京都らしからぬ、国境沿いのひなびた国道みたいなイメージが強いのだけれど、その途上に、忽然と薄汚いそのポルノ映画館が現われてくるのだった。
 いつか、この映画のラスト・シアターの想い出と、溶け合ってしまっている。
 ボグダノヴィッチ劇場は、これ一本に尽きた。
713c.jpg  713d.jpg

nice!(2) 
共通テーマ:映画

ハリウッド小説映画、この三本 [日付のない映画日誌1970s]

ハリウッド小説映画、この三本
ジョン・シュレシンジャー『イナゴの日』1975
712m.jpg  712n.jpg712o.jpg 712p.jpg

エリア・カザン『ラスト・タイクーン』1976
712q.jpg  712r.jpg712s.jpg712t.jpg

フレッド・ジンネマン『ジュリア』1977
712u.jpg  712v.jpg712w.jpg712x.jpg
ジェイソン・ロバーズasダシール・ハメット
ジェーン・フォンダasリリアン・ヘルマン
nice!(2) 
共通テーマ:映画

シドニー・ポラック『ザ・ヤクザ』 [日付のない映画日誌1970s]

シドニー・ポラック『ザ・ヤクザ』1974
712g.jpg  712h.jpg
 脚本はポール・シュレーダー。
 どうってことはない日米合作だったけど……。
712i.jpg  712j.jpg
 ロバート・ミッチャムが「エンコ詰め」して、「オレの友情の証しだ」と高倉健にさしだすシーンには、のけぞった。
 アリエネーだろ。
 いくらヤクザ映画フリークのアメリカ人だって。
 この種の、できそこないのジョークみたいな「善意」のオリエンタリズムに、しばし絶句。
712k.jpg  712l.jpg

nice!(1) 
共通テーマ:映画

ジーン・ハックマン三本立て [日付のない映画日誌1970s]

F・F・コッポラ『カンバセーション 盗聴』1973
712a.jpg 712b.jpg
 ハックマンを初めて注目したのは『ポセイドン・アドベンチャー』だった。
 『俺たちに明日はない』は、「あれがそうだったっけ」と後から気がついたようなもの。
 しかし、この盗聴映画は、ひたすらねむたかっただけ。


リチャード・ブルックス『弾丸を噛め』1975
712c.jpg  712d.jpg

アーサー・ペン『ナイト・ムーブス』1975
712e.jpg  712f.jpg


nice!(1) 
共通テーマ:映画

ポルノのアラシか [日付のない映画日誌1970s]

リリアーナ・カヴァーニ『愛の嵐』The Night Porter 1973
707s.jpg  707t.jpg707u.jpg707v.jpg

ベルナルド・ベルトリッチ『ラストタンゴ・イン・パリ』1972
707w.jpg  707x.jpg707y.jpg  707z.jpg

nice!(1) 
共通テーマ:映画

『マッシュ』『キャッチ22』 [日付のない映画日誌1970s]

ロバート・アルトマン『マッシュ』1970
706s.jpg 706t.jpg
706u.jpg  706v.jpg


マイク・ニコルズ『キャッチ22』1970
706w.jpg  706x.jpg
706y.jpg  706z.jpg


nice!(0) 
共通テーマ:映画

バディ・ムービー三本立て [日付のない映画日誌1970s]

ジェリー・シャッツバーグ『スケアクロウ』1973
721s.jpg  721t.jpg


ジョージ・ロイ・ヒル『スティング』1973
721u.jpg  721v.jpg


ジョージ・ロイ・ヒル『明日に向かって撃て!』1969
721w.jpg  721x.jpg


nice!(1) 
共通テーマ:映画

『ポセイドン・アドベンチャー』『タワーリング・インフェルノ』 [日付のない映画日誌1970s]

ロナルド・ニーム『ポセイドン・アドベンチャー』1972
707n.jpg  707q.jpg
707o.jpg707p.jpg

アーウィン・アレン『タワーリング・インフェルノ』1974
707h.jpg  707i.jpg
707l.jpg 707m.jpg

 豪華キャストによるパニック大冒険サスペンスが流行った頃。
 「パニックを観に映画館へ行こう」の時代だった。
 海難事故の話はともかく、炎上する摩天楼ビルの話は、世紀をまたいで、何事かの「予言」でもあったのか。
707j.jpg707k.jpg


nice!(0) 
共通テーマ:映画

フランソワ・トリュフォー『アメリカの夜』 [日付のない映画日誌1970s]

フランソワ・トリュフォー『アメリカの夜』1973
707d.jpg  707e.jpg
 タイトルには「映画に愛をこめて」とある。
 たしかに、そうだな。
 トリュフォーの夜は、ゴダールの昼だったのか?
 観たときも、そして今も、二人の映画愛の鮮やかな対照に驚く。
 どちらにもいえるのは、「映画に愛をこめて」が、ある種の同語反覆じゃないかってこと。
 愛はあまりにも、二人を傷つけた?
707f.jpg  707g.jpg

nice!(0) 
共通テーマ:映画

ドロン&ベルモンド『ボルサリーノ』 [日付のない映画日誌1970s]

ドロン&ベルモンド『ボルサリーノ』
721i.jpg721j.jpg


ジャン・ポール・ベルモンド『オー!』
721k.jpg721l.jpg
 フレンチ・ノワールは、どうも好みに合わなくて。
 アラン・ドロンは、いつも場違いの印象。
 ベルモンドも、ゴダール映画の残像を引きずってしまう。
 ギャバン&ベルモンドの『冬の猿』を観たのは、ずっと後のこと。
 ギャバン&ドロンは沢山あっても、『地下室のメロディ』『シシリアン』『暗黒街のふたり』など、特筆したいものはなし。


nice!(0) 
共通テーマ:映画

こんな映画もう観られない [日付のない映画日誌1970s]

あちらこちらイノチガケ
というわけでもなかったが……。
ミロス・フォアマン『カッコーの巣の上で』1975
706e.jpg  706b.jpg

マクマーフィ(ジャック・ニコルソン)とビッグ・チーフ(ウィル・サンプスン)

706c.jpg

706d.jpg 

ボブ・フォシー『レニー・ブルース』1974
706f.jpg  706g.jpg

マーチン・スコセッシ『明日に処刑を…』1976公開
706h.jpg 706i.jpg

マーチン・スコセッシ『タクシードライバー』1976
706m.jpg  706l.jpg
706k.jpg  706j.jpg


nice!(1) 
共通テーマ:映画

スティーヴン・スピルバーグ『続・激突! カージャック』 [日付のない映画日誌1970s]

スティーヴン・スピルバーグ『続・激突! カージャック』
The Sugarland Express 1974
704n.jpg  704o.jpg  
 おかしなタイトルがついてまわるけれど、個人的には「シュガーランド急行」の名で記憶に焼きついている。
704p.jpg  704q.jpg
704w.jpg  704x.jpg
704z.jpg704y.jpg
 アメリカン・ニューシネマの残響がまだ鮮やかだった頃。
 とにかくゴールディ・ホーン。
 どこまでもゴールディ・ホーン。
 とことんゴールディ・ホーン。
704r.jpg704s.jpg704t.jpg704v.jpg  704u.jpg

nice!(0) 
共通テーマ:映画

『チャイナ・タウン』『ロング・グッドバイ』『さらば愛しき女よ』 [日付のない映画日誌1970s]

ロマン・ポランスキー『チャイナ・タウン』
ロバート・アルトマン『ロング・グッドバイ』
ディック・リチャーズ『さらば愛しき女よ』

 わがチャンドラリアンの日々の想い出に。
 エリオット・グールド。
722d.jpg  722e.jpg
722f.jpg  722g.jpg


 せめて10年前だったらと残念なロバート・ミッチャム。
722h.jpg  722j.jpg
 それぞれのマーロウがいたってことか。
 シャーロット・ランプリングのヴェルマが……。
722k.jpg
722l.jpg722i.jpg


 いや、『チャイナ・タウン』はチャン師ではなかったか。
 あれは、ロス・マクドナルド直系の、何とも陰惨な話で。
722a.jpg  722b.jpg
722c.jpg


nice!(0) 
共通テーマ:映画

ヴィットリオ・デ・シーカ『ひまわり』 [日付のない映画日誌1970s]

ヴィットリオ・デ・シーカ『ひまわり』 1975
721e.jpg  721f.jpg
 リバイバル公開のときに。
 Cと。

アンディ・ウォーホル『悪魔のはらわた』 1974
721g.jpg  721h.jpg
 これも、Cと。
 失敗であった。

nice!(1) 
共通テーマ:映画

ブルース・リー『燃えよドラゴン』 [日付のない映画日誌1970s]

ブルース・リー『燃えよドラゴン』 1974
721b.jpg  721c.jpg
 今さら何も言うことはなし。
721d.jpg
 ジョン・サクソンとジム・ケリー。
704j.jpg
 サクソンは、ある意味、これが頂点だったか。
 ケリーのほうは、主演作『黒帯ドラゴン』が公開された。
 ヤン・スエ。ブルース・リーに迫る迫力。
704k.jpg

『ドラゴン危機一発』
704f.jpg  704g.jpg

『ドラゴン怒りの鉄拳』
704h.jpg  704i.jpg


『死亡遊戯』
704l.jpg  704m.jpg


nice!(0) 
共通テーマ:映画

『水俣』全作品 『バスター・オン・ザ・ボーダー』など [日付のない映画日誌1970s]

『水俣』全作品
『バスター・オン・ザ・ボーダー』など
 1977-78
 自主上映作品。
 自分でやったもの、関わりを持ったもの、観に行っただけのもの。
706c.jpg  706d.jpg

706e.jpg  706f.jpg
 『どっこい! 人間節』
 ヴィム・ヴェンダース『さすらい』を観たのは、この時だったか。


nice!(1) 
共通テーマ:映画

遙かなるサム・ペキンパー [日付のない映画日誌1970s]

遙かなるサム・ペキンパー
『ゲッタウェイ』
705j.jpg  705k.jpg

『ジュニア・ボナー』
721m.jpg  721n.jpg

『わらの犬』
721o.jpg  721p.jpg


『ガルシアの首』 
721q.jpg  721r.jpg


『コンボイ』 1978.6
 遙かなるサム・ペキンパーの日々も、これで終わったような。
 あの大型トラックの「壮大な」隊列とともに。
70k.jpg  70j.jpg
 じつに、この男は、70年代的な作家だったんだなと、あらためて納得する。
70l.jpg705i.jpg705h.jpg
 ヤクザ映画とペキンパーと日活ロマンポルノ(そして、ボブ・ディラン)。
 つづめていえば、(あの頃の)オレはそれだけ。
http://atb66.blog.so-net.ne.jp/2016-10-16


nice!(0) 
共通テーマ:映画

深作欣二『柳生一族の陰謀』 [日付のない映画日誌1970s]

深作欣二『柳生一族の陰謀』 1978.1
705e.jpg  70f.jpg
 エキストラで出た芝居の友人から話は聞かされていたけれど。肝心の場面はカットされてしまったようだ。
 それは、ともかく。
 東映時代劇の復活、とか鳴り物入りで、出来も良かった。
 実録ヤクザ路線にも、すっかり飽きていた頃だったから、後続を愉しみにしたものだ。

nice!(1) 
共通テーマ:映画

山口清一郎『北村透谷 わが冬の歌』 [日付のない映画日誌1970s]

山口清一郎『北村透谷 わが冬の歌』 1977.12
705c.jpg  705cc.jpg
 ロマンポルノ裁判でマトにされた山口清一郎と田中真理のコンビが明治社会主義の黎明期に挑む。脚本は菅孝行。
 かなり期待はしたのだが……。
 透谷役者のひどさだけではなく。
 わびしい限りの作品だった、まったく。
 京都時代も、ほぼ終わりに近づいていた。

nice!(0) 
共通テーマ:映画

『不連続殺人事件』『西陣心中』 [日付のない映画日誌1970s]

曽根中生『不連続殺人事件』 1977.3
705k.jpg  705l.jpg
 わざわざ大阪まで出て、観た一本。
 この配役では、犯人は一目瞭然だった。
 いま観ても、意外性のなさは、変わらないだろうな。


高林陽一『西陣心中』 1977.10
 タイトルに惹かれただけだったか。
 残していたチラシを目にするまで忘れていた作品。
705f.jpg  70g.jpg


nice!(0) 
共通テーマ:映画

岩佐寿彌『眠れ蜜』 [日付のない映画日誌1970s]

岩佐寿彌『眠れ蜜』 1976.12
705g.jpg  70h.jpg
 中原中也と小林秀雄の因縁の女、長谷川泰子のドキュメント(?)
 ちがったかな。
70i.jpg
nice!(0) 
共通テーマ:映画

田中登『神戸国際ギャング』 [日付のない映画日誌1970s]

田中登『神戸国際ギャング』 1975.10
703i.jpg
 日活ロマンポルノの監督を起用した東映ヤクザ映画。
 高倉健と菅原文太版『ボルサリーノ』。
 純白スーツの高倉に、真紅のロングコートの文太。
 二人を着せ替え人形に使ったギャング・ファッション映画。

nice!(0) 
共通テーマ:映画

李学仁『異邦人の河』  [日付のない映画日誌1970s]

李学仁『異邦人の河』 1975.7
 朴雲煥(ジョニー大倉)の初主演作。
704c.jpg704d.jpg
 ともかく、李学仁(イ・ハギン)は在日朝鮮人映画の「先覚者」になった。
70m.jpg70n.jpg

nice!(0) 
共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。