1990年はおしまい [30年遅れの映画日誌1990]
ヴィスコンティ『若者のすべて』 [30年遅れの映画日誌1990]
中国映画祭90 [30年遅れの映画日誌1990]
トリュフォー『柔らかい肌』など [30年遅れの映画日誌1990]
深作欣二『ダブルパニック90 ロス警察大捜査線』
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マーティン・スコセッシ『グッドフェローズ』 [30年遅れの映画日誌1990]
『八重桜物語』 [30年遅れの映画日誌1990]
ジュゼッペ・トルナトーレ『ニュー・シネマ・パラダイス』 [30年遅れの映画日誌1990]
1990年9月
『ルイジアナの夜明け』
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『五月 夢の国』 [30年遅れの映画日誌1990]
制作集団チャンサンコッメ 『五月 夢の国』
1990年9月11日火曜 試写
1980年韓国民主化闘争を題材にした自主制作作品。
試写会の閑散ぶりは驚くべきものであった。
一般上映には到らなかったようだ。
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つづけて観たVシネマ [30年遅れの映画日誌1990]
サミュエル・フラー『ストリート・オブ・ノー・リターン』 [30年遅れの映画日誌1990]
サミュエル・フラー『ホワイト・ドッグ』 [30年遅れの映画日誌1990]
サミュエル・フラー『ホワイト・ドッグ』
1990年8月27日月曜 試写
黒人ばかり襲うべく調教された白い猛犬の話。
確信犯的人種差別フィルムなのか。
それともだれもが避けて通る危険なテーマへの果敢な切りこみなのか。
まさに硝煙のフラー映画の真骨頂。
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イ・ドゥヨン『桑の葉』 [30年遅れの映画日誌1990]
黒木和雄『浪人街』 [30年遅れの映画日誌1990]
サミュエル・フラー『最前線物語』など [30年遅れの映画日誌1990]
リュドミル・スタイコフ『略奪の大地』 [30年遅れの映画日誌1990]
リュドミル・スタイコフ『略奪の大地』
1990年7月10日火曜 試写
冷戦体制崩壊後に、ほんのいっとき訪れた「東欧の熱い風」時代の産物。
今ではスターリン時代よりもずっと昔に想えたりするから不思議だ。
三時間近い叙事詩ドラマだったが、オリジナルの五時間版を観てみたかった。
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『グランドゼロ』 [30年遅れの映画日誌1990]
ブルース・マイルズ&マイケル・パティンソン『グランドゼロ』
1990年7月9日月曜
原子力支配社会の喪われたフィルムをめぐる迷宮の物語。
オーストラリアでの、隠蔽された核実験を証拠立てる映画。
それを捜し求めた男最後にたどり着いたところは?
グランド・ゼロとは爆心地であるとともに、核の廃墟、フィルムが喪われる虚無の場所でもある。
グランド・ゼロは、10年後、「9.11」とともに記憶される言葉となるが……。
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ロバート・デ・ニーロ『ジャックナイフ』 [30年遅れの映画日誌1990]
デヴィッド・ジョーンズ『ジャックナイフ』
1990年4月7日土曜
ヴェトナム神経症シンドローム路線の一本。
ロバート・デ・ニーロ、エド・ハリスがあまりにも、はまり役すぎて……。
というか、同じ傾向の作品を観せられすぎて、「飽き」てきたのかも。
ジョン・ヒューストンの自伝『王になろうとした男』を読んで(これが無茶苦茶に面白い) いたら、彼が第二次大戦時の戦争神経症患者のドキュメンタリーを撮っていたことを知った。
この映画は35年間、一般公開されなかったという。
クリント・イーストウッドの『アメリカン・スナイパー』は、アメリカ帝国の侵略戦争・最新版を題材にして話題になった作品だが、戦争神経症というテーマの掘り下げの点では、ヴェトナムものを反復しているにすぎない。
そして、「神に見放された異教徒」を征伐する戦闘シーンは、あろうことか、1950年代の「インディアン標的」映画そのままの勇猛さだった。
シェ・フェイ『黒い雪の年』
1990年4月7日土曜 三百人劇場