候孝賢『恋恋風塵』 [30年遅れの映画日誌1989]
中国映画祭89 池袋文芸座 [30年遅れの映画日誌1989]
中国映画祭89 池袋文芸座
葉大鷹イェ・ターイン『失われた青春』
黄建新ホァン・チェンシン『輪廻』
11月19日日曜
張芸謀チャン・イーモウ『ハイ・ジャック』
周暁文チョウ・シャオウェン『狂気の代償』
11月22日水曜
張軍釗チャン・チュンチャオ『一人と八人』
従連文ツォン・リェンウェン『胡同模様』
12月6日水曜
25年遅れのVIDEO日誌じゃカッコつかないかの続き [30年遅れの映画日誌1989]
ウェス・クレイヴン『エルム街の悪夢』 [30年遅れの映画日誌1989]
1989年11月(3)
『エルム街の悪夢4』
ビデオ屋のホラーの棚は、あらかた観てしまった。
個人的に最も気に入っていたのは、ウェス・クレイヴン『エルム街の悪夢』シリーズ。
フレディは復讐男と夢喰い魔の中間といったところ。
この不安定さがかえって良かったりして。
ストーリーのご都合主義で、どっちのほうにもふらふらするからだ。
テレビ版のシリーズもいっとき出回っていたが、こちらはまあ、言わぬが花でしょう。
スティーヴン・キング『クリスティーン』
スティーヴン・キング『死霊伝説』
トビー・フーパー『悪魔のいけにえ』 The Texas Chainsaw Massacre [30年遅れの映画日誌1989]
1989年11月(2) 25年遅れのVIDEO日誌じゃカッコつかないか。
トビー・フーパー『悪魔のいけにえ』 The Texas Chainsaw Massacre
『悪魔のいけにえ2』
カルト化した伝説的作品を遅ればせながら観た。
面白いかと訊かれると首をひねるのは、ロメロの『ナイト・オブ・ザ・リヴィングデッド』と同じ。
70年代の原形質みたいなものはプンプンと発散している。
シリーズの『2』は、デニス・ホッパーがレザーフェイス一家に復讐の殴りこみをかけるというメチャクチャな話。
『1』で甥を殺されたホッパー保安官が復讐の鬼となるのだ。
なんとなくこっちのほうが気に入っている。
両腕に二挺チェーンソウじゃ絵にならない。
マシーンのパワーに振り回され、腰が定まらずヨタついて、自分の脚を切り落としそうになったり。
お笑いホラーと紙一重。
つづいた続編にはどれも失望。
リメイクの『テキサス・チェーンソー』は期待しなかった分、拾い物であったが。
観たぞ『13・金』まとめて [30年遅れの映画日誌1989]
『13日の金曜日2』
『新13日の金曜日5』
『新13日の金曜日6』
あの頃は、たいてい毎日。
一週間レンタルの便利なシステムができる前だから、やむをえず、ひたすら通勤の行き帰りに。
返すついでに次も、ってノリでホラーのシリーズものを勤勉に観まくった。
未来のタランティーノみたいな店員はいたのかいなかったのか。
『13・金』はとにかく本数も多かったせいもあり、まとめて観たものとしては筆頭にくる。
一、二作目はドウヨって感じだが、だんだん良くなるナントカカントカ。
六作目くらいが頂点。
ジェイソンのコピーキャット(模倣犯)が出てくるにいたって、流行りのサイコドラマも取り入れる貪欲さ。
これでやっと「大人の鑑賞」に値するようになったか。
ペドロ・アルモドバル 『神経衰弱ぎりぎりの女たち』 [30年遅れの映画日誌1989]
1989年11月1日水曜
ペドロ・アルモドバル
『神経衰弱ぎりぎりの女たち』
『バチ当たり修道院の最期』
エミール・ゾラのおかしな短篇「引き立て役」を読んだ時、思い出したのは、このアルモドバル映画だった。
「引き立て役」は、ゾラの作品としては例外的なコントだが、アルモドバル映画は、すべてこのような「歪な」世界だった、という印象。
スティーヴ・マックィーン『拳銃無宿』 [30年遅れの映画日誌1989]
リドリー・スコット『ブラック・レイン』 [30年遅れの映画日誌1989]
『F/X 引き裂かれたトリック』 [30年遅れの映画日誌1989]
李長鎬イ・チャンホ『暗闇の子供たち』 [30年遅れの映画日誌1989]
ルチオ・フルチ『サンゲリア2』 [30年遅れの映画日誌1989]
1989年9月(1)
ビデオ鑑賞が習慣化してしまって、ホラー三昧の日々となる。
ともかく、ホラーの棚に並んだものを、より好みせず順繰りに、レンタルしていったような。
カーペンター『ゼイリブ』
カーペンター『ザ・フライ』
ジョルジュ・ランジュランの名作「蝿」の映画化リメイク。
元の『蝿男の恐怖』は未見。
同一アイデアは手塚治虫にもあったが、作品名を想い出せない。
『サンゲリア2』
ゾンビもどき作品で最悪はこのシリーズ?
ルチオ・フルチという名前が、個人的には「不朽」のものとなる。
特殊メイクは不細工、ストーリーは適当、まあ、とにかく薄汚い。
スパゲティを見るたびに連想する。
おかげで、イタめしが、すっかり嫌いになった。
スティーヴン・キング『ペット・セメタリー』 [30年遅れの映画日誌1989]
『ペット・セメタリー』 8月23日水曜
キング映画は、どれも特別に失望することはない。
それなりに納得して映画館を後にする。
びっくりさせられたことも、ないといえばないけれど…。
ただし、キュブさまのアレは別格。例外。
土本典昭・熊谷博子『よみがえれ カレーズ』 [30年遅れの映画日誌1989]
ジョン・ウー『男たちの挽歌Ⅱ』
1989年7月7日金曜
チョウ・ユンファ人気で『秋の童話』も一般公開。
ただしタイトルは……。
土本典昭・熊谷博子『よみがえれ カレーズ』
1989年7月12日水曜 中野
エイゼンシュテイン『戦艦ポチョムキン』 [30年遅れの映画日誌1989]
ジョン・フォード『怒りの葡萄』 [30年遅れの映画日誌1989]
ジョン・フォード『怒りの葡萄』
マ・ジョード(ジェーン・ダウエル)、トム・ジョード(ヘンリー・フォンダ)、パ・ジョード(ジョン・キャラダイン)
「ビデオでもう一度」という鑑賞が新鮮に思えた時期。
これも、一つの「時代の流れ」みたいなモノだったのだろう。
ドルフ・ラングレン『レッド・スコルピオン』 [30年遅れの映画日誌1989]
今村昌平『黒い雨』 [30年遅れの映画日誌1989]
『となりのトトロ』 [30年遅れの映画日誌1989]
アンジェイ・ワイダ『悪霊』 [30年遅れの映画日誌1989]
アンジェイ・ワイダ『悪霊』
1989年4月4日火曜 神保町岩波ホール
憑かれた人たち。
ワイダにふさわしい映画世界ではあるけれど…。
オマー・シャリフのステパン氏ばかりが印象に残った。
ウィリアム・ケートン 『ジャック・ジョンソン』
音楽マイルス・デイビス 1989年4月7日金曜 試写
クリント・イーストウッド 『バード』
1989年4月15日土曜 歌舞伎町
「アメリカ人の生活には二幕目がない」
スコット・フィッツジェラルドの言葉がこんなふうに効果的に使われていることに驚いた。
チャーリー・パーカーに扮したフォレスト・ウィテカーが最高。
この日は、他に
小林旭初監督『春来る鬼』
池袋でドゥシャン・マカヴェイエフ『モンテネグロ』
マカヴェイエフ『スウィート・ムービー』 [30年遅れの映画日誌1989]
マカヴェイエフ作品ロードショー at 池袋文芸座地下
『スウィート・ムービー』1989年3月28日火曜
『モンテネグロ』 4月15日土曜
『WR オルガニズムの神秘』 5月1日月曜
マカヴェイエフ映画の衝撃をかかえて、池袋の裏路地をよろめいていくうちに、否応なく気づかされたこと。
カレは死んで崩御し、昭和の終わりは確かに、「上から」訪れてきたけれど。
終わらない迷路は、おれのなかから消え去ることはなかった。
なくなるものか。
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アラン・パーカー『ミシシッピー・バーニング』 [30年遅れの映画日誌1989]
『ゴーリキー・パーク』 『天菩薩』 [30年遅れの映画日誌1989]
『ゴーリキー・パーク』
ビデオ発売のみ。
リー・マーヴィン最後から三作目の出演作。
もう少しマシな役で出てほしかったが。
嚴浩 イム・ホー『天菩薩』
2月27日月曜 試写
中国山岳地帯で捕虜生活を送ったアメリカ軍将校の物語。
昭和の終わりだった [30年遅れの映画日誌1989]
昭和の終わりだった。
『U2 魂の叫び』 1月31日火曜 新宿
記事「殉死とミイラとU2」は、雑誌『インパクション』アンケート
「1989年1月8日 その時おまえは何してた」より
ジ・エッジの唄う「ヴァンディマンズ・ランド」に感傷を溶かしていたような…。