安藤昇『わが逃亡とSEXの記録』 1976.10
 
 安藤昇の映画は、主役・準主役とも、たくさん観ているけれど、「自身」を演じた「実話」作品のうち、これを選ぶのは、不公平のような気がしないでもない。
 理由といって、仔細は何もなく。
 ありきたりのエロ映画だった。
 稀代のスカーフェイス俳優の実像が「マル見え」といった傑作にならなかったことが、かえって良かったのか。

男が死んで行く時に.mp3