2011.08.04 『MAD探偵 7人の容疑者』
 
 七重人格が七人の人物となって視覚化(幻想のなかで)されてくる場面が今でも気に入っている。
 あまりにアホらしすぎるところが、いかにもジョニー・トーだ。

 けれど、ラウ・チンワンの「耳斬り」は、ヒドイな。
 共同監督のもう一人のアイデア、ということ。
 意味もなく、ただ悪趣味なだけだ。
 狂気とは「コンナモノ」ってな、安っぽい思いつきだ。