2021.03.04 『カポネ』2020

 


 初めて観たカポネ映画は、ロッド・スタイガー

 おれのことはカポーンと呼べ、と。あの名科白が忘れられない。
 あの映画では、刑務所の暴動で殴り殺されるという結末だった。それが事実だと思いこんでいたものだ。

  


 トム・ハーディは、『レジェンド 狂気の美学』でも、実在の狂人ギャングを演じた。
 狂気の脳髄にゆらめく地獄風景。これはサイコ・ホラーの世界ではないか。
 トム・ハーディだから観に行ったわけで、内容のエグさは覚悟の想定内だったが、観ながらも後悔すること、しきり。