30年遅れの映画日誌。映画を観るためには映画館に出かけるしかなかった時代の話。

 1983年4月29日金曜 晴れ
 大島渚『アジアの曙』



 千石 三百人劇場
 山中峯太郎原作『亜細亜の曙』の連続テレビドラマ化。革命的浪漫主義スペクタクル歴史絵巻、になるはずだった。
 全13話、12時間一挙上映である。
 まことにナントカ誕生日を祝うにふさわしい一日であった。
 腰が痛い、尻が痛い、眼がしょぼしょぼする……。ンなことは関係ない。
 朝の10時に始まって。途中の休憩三回。終わったのが夜の10時。
 いやいや、ご苦労さんでした。