2001.03.05
『地獄に堕ちた勇者ども』
 封切りの時に観ている作品。
  ヴィスコンティ特集の機会に、年をとって、何か新しい発見があるのでは(?)と期待したが。
 何もなし。

 これを観ても、ナチスについての理解は少しも深まらない。
 ヴィスコンティの「歴史もの」がわかりにくいのは、歴史観がゆるいからだろう。といって、非「歴史もの」が感動的というわけでもなし。
 やはり「狂王ルートヴィヒ」を再現する豪華絢爛の映像こそが、この作家の永遠性だったか。