ジョン・フォード『バファロー大隊』 60年製作 公開


 『騎兵隊』につづくフォードの騎兵隊もの。
 対インディアン戦争のヒトコマなんだが、騎兵隊内の黒人差別といったシリアスなテーマが持ちこまれている。


 主題歌はちゃんとあったのに、前作のミッチ・ミラーのものより明朗さに欠ける。
 というか、すべてが地味で湿っぽい話に思えた。
バッファロー大隊.mp3


  Horse Soldiers .mp3

 このくらいから、フォード作品をリアルタイムで観ることになる。印象としては最上とはいいがたい。
 最盛期は、もう過ぎていたのだ。

 当時のパンフレットを画像にとりこんでおく。
 もともとのカラー印刷がよくないので、かえって時代色が出てくるような気もする。
 これは、中味もモノクロのものが多く、ほんとに貧乏くさい資料なのだ。

 色褪せたロマンスは、もともとこういうカラーだったわけだ。