1989年11月1日水曜 
ペドロ・アルモドバル
『神経衰弱ぎりぎりの女たち』
  



『バチ当たり修道院の最期』

  

 エミール・ゾラのおかしな短篇「引き立て役」を読んだ時、思い出したのは、このアルモドバル映画だった。
 「引き立て役」は、ゾラの作品としては例外的なコントだが、アルモドバル映画は、すべてこのような「歪な」世界だった、という印象。