アンリ・ジョルジュ・クルーゾー 『恐怖の報酬』


  
 1962年 これもリバイバル公開。
 ウィリアム・フリードキンとロイ・シャイダーのリメイク版もあるが、やはりオリジナルの記憶が鮮烈すぎて……。

 ほとんど無駄のないサスペンスの積み重ね。
 その呼吸は、何度でも観て体得する価値がある。

 じつのところ、舞台となるベネズエラについて、『カサブランカ』のモロッコとか『望郷 ペペ・ル・モコ』のカスバなどとごっちゃにしか理解していなかったくらい無知だったのだが。

 まあ、そんなことは関係なく、不滅の古典作品であったということか。