菅原文太、ジョニー大倉『総長の首』 [日付のある映画日誌1979-81]
30年遅れの映画日誌。
映画を観るためには映画館に出かけるしかなかった時代に。
1979年4月12日木曜
中島貞夫『総長の首』
新宿東映
東映オールスター・キャストの任侠大作には、もはや何の期待もかけられない。ということをまたまた確かめに行ったようなもの。現実の山口組三代目組長狙撃事件などとの距離が近すぎる。
ジョニー大倉がひどい役で出ていた。
けれど『総長の首』の唯一の取り得は、ジョニーの歌う主題曲だった。
役は最低だったが、テーマ曲で救われた。
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文太、ジョニー、相次いで逝ってしまった。
想い出してみれば、『魂と罪責』第四章9「ヤクザ映画と在日」の項目、253Pあたりに、この作品のことを書くべきであった。が、執筆時によみがえってこないほど、この作品については失望していたのだったか?
星の数ほどヤクザ映画を観ていたので、一本ごとの印象などはじつにはかないものに化している。……とはいえ。
妻と知り合った頃を思い出します。
一緒に映画館に行きました。
確か11PMで公開前に紹介され藤本義一との対談の中で
青春とは?の問いかけに「苦いのかなーあ」と反論する一幕が!
このシーン、友達のVTRから音源をカセットにコピーしたので
良く覚えております。
押入れからレコード引っ張り出すかな(笑)
by NO NAME (2015-07-24 15:31)