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30年遅れの映画日誌・番外 幻の曲馬館レコードをふたたび聴く 2 [日付のある映画日誌1979-81]

30年遅れの映画日誌・番外 幻の曲馬館レコードをふたたび聴く 2

 風を喰らって時は天井知らずのまま。
 布川徹郎は、さっと逝ってしまった。

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 時間が逆行してぐるぐる行きつ戻りつしてるイメージをぴったり当てる言葉はないかな――。
 フィルムはすでに回りだしていたが、監督は、タイトルを考えあぐね、だれかれとなく訊いていた。酒を飲むと、酔わないうちに必ずその話題が出てくる。お鉢がこちらにもまわってくる。
 「何か思いつかないか、物書き?」
 おれは「昭和の迷路」にこだわっていた頃。昭和の迷路じゃ呪文にはなっても、映画タイトルじゃないし。
 「風ッ喰らい」は『地獄の天使』の芝居のなかにあった科白。それ以上のタイトルは出てこなかったようだ。

 けれども、映画監督という人種は、相手を常に被写体として、フレームの枠におさめて見ているのだな。それを気づかせてくれたエピソードについては、そのうちどこかに書いておくつもりだ。



サーカスの唄'77
詞 中原中也  曲 夏稲明  唄 曲馬館



さようなら
詞 中原中也  曲 猪狩芳清  唄 曲馬館


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