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ラリー・フィッシュバーン『ディープ・カバー』 [BlackCinema]

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 ビル・デューク『ディープ・カバー』92年製作
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 1992年11月29日日曜

 潜入捜査官もの。ラリー・フィッシュバーンの存在が光る。

 『キング・オブ・ニューヨーク』のギャングとか、 『理由』のマッチョ刑事とか、脳ミソのないキャラクターもぴったりくるけれど、やはりこの作品のように、過去のトラウマを背負った陰影深い役柄に本領を発揮する。
 『ボーイズン・ザ・フッド』の父親役や、 『ハイヤー・ラーニング』の教師役までこなしてしまう演技の幅は並ぶ者がいない。
 それらのフケ役は、サミュエル・A・ジャクソンやモーガン・フリーマンなどの年代のスターに回るものなのだが。

 『マトリックス』シリーズでブレークしてしまったのは、何か面映い気がする。


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