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『ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実』 [映画VIDEO日誌2023前半]

2023.03.27 『ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実』 2019 THE LAST FULL MEASURE
 ベトナム戦争における実在の英雄ウィリアム・H・ピッツェンバーガーの知られざる真実の物語を描いた社会派ドラマ。名誉勲章候補の調査を担当するペンタゴンのエリート職員を主人公に、ピッツェンバーガーが30年以上ものあいだ叙勲を拒まれ続けてきた驚きの真相へと迫る調査の行方と、ベトナム戦争当時のピッツェンバーガーの犠牲的な活躍を並行して描き出す。主演はセバスチャン・スタン、共演にクリストファー・プラマー、ウィリアム・ハート、エド・ハリス、サミュエル・L・ジャクソン、ピーター・フォンダ。監督は「ファントム/開戦前夜」のトッド・ロビンソン。ーーallcinema.onlineより
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 フォンダはこれが遺作になった。ハートも最後の作品に近い。他に、ジョン・サヴェージ、エイミー・マディガン。ヴェトナム「後遺症」ものではお馴染みの配役だ。
 事件の鍵を握る上院議員にデイル・ダイ Dale A. Dye。海兵隊出身で、グスタフ・ハスフォードの『フルメタル・ジャケット』にも、大きな影を落としている人物。『プラトーン』にも出演し、同映画のノベライゼーション(二見文庫に邦訳あり)も書いている。
 この顔ぶれ、話の内容はともかく、ヴェトナム戦争映画の「総決算」との印象すら与える。ともかく、80年代の『プラトーン』の後日譚ともいえる作品だ。『プラトーン』は、救助ヘリコプターに置き去りにされる兵士を物語のラストにすえた。『ラスト・フル・メジャー』は、逆に、ヘリコプターから地上に降りて戦士した兵士の「名誉回復」をめぐる物語だ。30年たっても癒えない心傷と戦場の悪夢ーー。
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