SSブログ

『ダンボ』『白蛇伝』など [日付のない映画日誌1950s]

『ノンちゃん雲に乗る』1955年
 家族みんなで行ったのかもしれないが、憶えているのは、となりの母親が鰐淵晴子が踊るシーンでおれの眼をふさいだことだけ。
f06a.jpgf06b.jpg


『ダンボ』1941年(1954年公開)
『ララミーから来た男』1955年
『白蛇伝』1958年
 母親が生命保険の外交員をしていた頃、連れて行ってもらった。
 他にもいろいろあったはずだが、番組を想い出せるのはこれくらい。
 『ダンボ』は、渋谷まで出かけた記憶と分かちがたい。
 ところが、この映画だったのか、ディズニー・アニメの別作品だったのか、困ったことに、確信がない。
 振り返ってみれば、『白蛇伝』は、国産アニメが「始まった」歴史の証人になっていたんだな。
 それでも、「本場」アメリカのアニメにいだく「崇拝」は、決定的だった。
 カーテンが重々しくあがっていくオープニングのときめきは、もしかしたら本篇を観ている以上の興奮をもたらせた。
 それは、ディズニー・アニメが最初に教えてくれた「夢」なのだろう。
f06g.jpgf06e.jpg

f06d.jpg

 『ララミーから来た男』は自由が丘で。
 小雨の降る夜だった。
 駅前の雑踏のなか、母親の顔を覗きこんでくる男がいて、開きかけた傘の先が出会い頭にその男の顔面に当たってしまった。
 目玉を突き刺したのかと、あわてふためいた母親が金切り声をあげた。
 まるで、映画の一シーンのように、その記憶だけが焼きついている。
f06c.jpg


nice!(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。